〜The Secrets Of Dance〜 競技ダンサーの新常識 大腿四頭筋
こんにちは、松岡明示です。
よくダンスのレッスンで「ボディで踊る」なんて話を聞くことがあります。
「背骨で踊りましょう!」
「センターで踊るんやで!」
「魂で踊れ(?!)」
いずれもよく聞かれると思いますしもちろん否定をするつもりはありません
が、実際にステップをしているのはボディでも背骨でもなく、ましてや魂でもなく「あし(脚部)」です。
そこでこの脚にどんな筋肉があり、どのように働いているか、そこを今回は見てみたいと思います。
大企業の社長がいて、すごい、素晴らしい・・・しかしその社長が受付の電話を取ったり、営業をするわけではなく、もちろん社員が実務を担当しているわけです。
今日はその社員のみなさんに光を当てましょう!
どんな方々がいるのか?!
ちなみに今回は大腿部の前側を見ていきます。
お食事中の方、すみません(^_^;)
腿の前側の筋肉は大腿四頭筋と言われており、頭というか本体が四本ありまして、まず内側、真ん中、外側に三本の筋肉があり、それぞれ内側広筋、中間広筋、外側広筋、そしてそれらの上層に大腿直筋があります。
先の三つの筋肉は主にヒザを伸ばし、その上の大腿直筋はヒザを伸ばす役割に加えて太ももを上げる役割があります。
つまりここがうまく使えないとヒザの曲げ伸ばしが不十分だったり、ぎこちない、曲がりっぱなしや逆に伸びっぱなし、足が上がらないなどが起きてしまいます。
これらの筋肉はヒザを伸ばす時に使い、反対側(腿の裏側の筋肉)や重力などによってヒザが曲がるわけですが、その相反する作用でうまく調節ができるというわけです。
ちなみにその動作に使う筋肉を「主動筋(しゅどうきん)」、反対する作用を持つ筋肉を「拮抗筋(きっこうきん)」と言います。
身体の色々な部分でこの相反する筋肉のプラスマイナスの作用がうまく使える人は「身体動作がコントロールできる人」ということになります。
さらに筋肉は動くだけでなく、体熱を発生させたり、骨格を安定させる働きもあります。
さらに・・・
この大腿四頭筋が衰えるとヒザ痛の原因にもなりうるわけです。
具体的には大腿四頭筋が疲労や年齢などで筋力低下→ヒザ関節の動きが不安定(ネジが緩んだ状態)→でも無理に使う→関節炎やヒザのクッションの摩耗→ヒザ痛・・・という流れになります。
ヒザの関節は一方向にしか曲げ伸ばし出来ませんが、もともと不安定な骨同士(大腿骨と脛骨)を強力なゴム(十字靭帯)で結び合せるようにできていて、そのゴムを先ほどの大腿四頭筋がサポートしているという側面があるのです。
ヒザの痛い方は大腿四頭筋を強化するとヒザの負担が減り、痛みも軽減されることがあります。
簡単なトレーニングとしては、イスに座ったまま片方ずつヒザを伸ばして10秒ほどキープします。
この際、足首は曲げた状態で行い、太ももをイスに押し付ける感じで力を入れてキープすると効果があります。
左右交互に3セットくらい行ってみると良いかと思います
今回はふとももの筋肉の前面、大腿四頭筋を見てみました。
本日はこの辺りで失礼させていただきたいと思います。
ではではw(^。^)w
松岡
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