〜The Secrets Of Dance〜 競技ダンサーの新常識 筋肉の代償行動
こんにちは、松岡明示です。
身体を動かしたいときにそれにあった筋肉を使わず、他の筋肉を使ってしまうことを筋肉の代償行動といいます。
例えば、腕を横にあげたいとします。
通常は肩の筋肉(三角筋)を使いますが、肩が上がってしまう、首がすくんでしまう、という時は別の筋肉(僧帽筋・・・肩コリする所・・・や、肩甲挙筋・・・肩をすくめる所)を使ってしまっているわけです。
「代償行動」というと難しく聞こえましが、要は「クセ」ですね。
さて、この代償行動をどのように克服したら良いのでしょうか?
簡単に言えばカラダのクセはどうやったら治せるのか?
筋肉は脳からの指令が神経を通じて届く事により使われます。
これがうまくいかず別のところにも指令が出てる状態が「クセが強い!」時なのです。
先ほどの例で言えば三角筋に仕事のメールしたけど、間違えて僧帽筋にメールがいってしまったというイメージ。
あて先が間違ってる事に気づかず、自分ではこれでいいんだと思ってしまうわけですね。
クセは長年繰り返して来た代償行動の結果なので、地道ですがやはり正しい動作の反復が有効です。
それも無理やりや勢いではなくその筋肉を担当している神経に覚えこませるように時間をかけることが理想的です。
(神経伝達の再構築)
神経のトレーニング「神トレ」ですから、思い切り!チカラいっぱい!というより逆に軽い動きで繰り返しやるほうが効果的です。
(極力、正しい筋肉以外は働かせないつもりで)
ダンスの動きや形は正しい筋肉を働かせることが関係しますので、どうしても正しい動作や形の反復が不可欠になります。
「無くて七癖、あって四十八癖」なんていいますが、誰でもクセはあって当たり前!
地道に繰り返しレッスンするのが一番の近道ですね。
間違った動作を無理に継続することは、迷路で言えば間違った道をどんどん走っているわけで、目的地に到着するためには同じだけ元の分岐点に戻ってから正しい道を進むわけですから、これは大問題です。
かく言う私自身はといいますと、「あって四十八癖」の方ですので、なおさら重要性を痛感しております。クセを治すのは大変ですよね・・・ひとつずつ改善するしかないです^_^;
皆様も何かダンスで治したいクセがありましたら、是非この「正しい動作の反復」をお試しいただければと思います。
今回は身体のクセについて考えてみました。
本日はこれにて失礼いたします。
ではではw(^。^)w
松岡
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