2016 WDC-AL World Cup Championship Taiwan Open
2016年10月30日、ニュー台北シティにて開催されました、2016 WDC-ALワールドカップ選手権台湾オープン(2016 WDC-AL World Cup Championship Taiwan Open)に審査員として横道明宏が参加してまいりました。
競技会プログラム
参加選手
参加選手は、先のロンドン中心部にあるロイヤルアルバート・ホールにて行われたインターナショナルダンス選手権大会において、プロ・ボールルーム部門にて2位となった、アンドレア・ジジャレリーとサラ・ジジャレリー(Andrea Ghigiarelli & Sara Ghigiarelli) を始め、準決勝に進出したアレッシオ・ポテンジアーニとベロニカ・ヴラソーバ(Alessio Potenziani & Veronika Vlasova) 、同じくアマチュア・ボールルームにて2位の、ディエゴ・アリアス・プラドとエカテリーナ・エルモリナ(Diego Arias Prado & Ekaterina Ermolina)、6位のイゴール・レジニックとマリーナポリスシュク(Igor Reznik & Mariya Polischuk)、アマチュア・ラテン優勝のモートン・ロゥエとローズリーナ・ドネーバ(Morten Löwe & Roselina Doneva)等々、世界のトップクラスが参加するとてもレベルの高い競技会でした。日本からも数組の参加がありましたが、とても太刀打ちできませんでした。
主催者
競技会後半で挨拶をする主催者のサーミー・リウ(Sammy Liu)です。
主催者挨拶はこちらからご覧になれます。
主催者、Sammy & Jane Liuのご挨拶
オープニングセレモニ-
オープニングを飾る、小学生高学年ぐらいの女の子による、ダンスパフォーマンスです。
決勝風景
プロ・ボールルームとアマチュア・ラテンの決勝風景です。
採点管理システム
台湾の競技会での競技会の採点管理システムは、タブレットからそれぞれの審査員が審査結果を入力すると、コンピュータに全審査員の審査結果が集計される、とても簡単で採点ミスの起きにくいシステムを採用していました。
タブレットです。Samsungのものを採用していました。
審査員ごとにPIN Codeが割り当てられ、そのコードを入力すると、どのタブレットを使っても、その審査員の採点結果が正しくホストコンピュータに反映されます。審査員コードを入力すると、その審査員の担当する審査パネルと、審査するカテゴリーが表示されます。
審査が終わると、タブレットの画面にSAVEの文字が現れ、更にSAVEをクリックすると、確認画面に変わります。
そして、次に審査すべきカテゴリーが赤字で表示されます。
決勝の審査も、順位をつけた後、矢印をクリックすることで変更もでき、大変便利でした。
アジアでもこのシステムを採用している国は、シンガポール、台湾、香港と増えてきました。審査システムにおいても日本は遅れています。横道が初めて海外の審査を始めた2002年当時、日本の採点システムは最新でした。それが14年たった今では古ぼけて見えます。日本が経験した「空白の20年間」を埋めるのは、並大抵の努力では追いつかないと痛感した競技会でした。
競技会終了後の打ち上げ風景
競技会終了後、恒例の打ち上げです。主催者は、参加審査員、選手にお礼を述べます。全ての賞金はこのフェアウェルパーティで支払われるため、入賞選手は全員集まります。
主催者のSammy LiuとJane Liu(劉順益&陳媦娟老師)に挟まれて、本日の審査委員長、ケニー・ウェルシュ(Kenny Welsh)より一言です。
続いて、本日の優勝者、アンドレア・ジジャレリーとサラ・ジジャレリー(Andrea Ghigiarelli & Sara Ghigiarelli)です。
お問い合わせ先:YDP