~私の先生応援ツアー~2017年ブラックプール・ダンス・フェスティバル報告
YDP25周年記念特別企画として開催した、「私の先生応援ツアー 2017ブラックプール・ダンス・フェスティバル」もおかげさまで無事終了いたしました。ご参加いただいた方にはご満足いただけたことを願っております。
5月21日(日曜日)
第1陣として野崎さんがブラックプールに向けて出発です。
日新航空の主催するブラックプールダンスツアーにYDPより参加する形でツアーに入れてもらいました。
長時間のフライトと長期滞在に備えて、成田空港ではお蕎麦とお寿司を堪能しました。
5月22日(月曜日)
中村先生と3人のパートナー
プロパートナー:岡本真理
プロ・アマパートナー:野崎さん、八木さん
5月23日(火曜日)
プラックプールのウインター・ガーデンで初のプロ・アマダンス選手権大会が開催されました。
YDPよりご出場の野崎さんは初めてのブラックプールにも関わらず、見事2次予選に進出されました。出場組数が245組の中での2次予選進出は素晴らしいと思いました。
5月24日(月曜日)5月25日(火曜日)
ヨーロッパ最古の歴史をもつ王国、スコットランドのなかの第2の都市、エジンバラへの一泊旅行です。
エジンバラはスコットランドの東岸、フォース湾に面し、グラスゴーにつぐスコットランド第2の都市であり、政治の中心でもあります。また、旧市街、新市街の町並みは、ユネスコの世界遺産にも登録されています。
メアリー・ステュアートは有名ですね。スコットランド王ジェームズ5世とフランス貴族ギーズ公家出身の王妃メアリー・オブ・ギーズの長女であるスコットランド女王です。親しみを込めてクイーン・オブ・スコッツとよばれています。
キルト(Kilt)或いはフェーリア・ベック(Feileadh Beag)と呼ばれている、民族衣装として着用されているひだのあるスカートもスコットランドならではですね。元々は下着を穿かず、ノーパンで穿くものだったそうです。
5月27日(土曜日)
第2陣として、横道がブラックプールに向けて旅立ちました。
成田では、お寿司と、ラーメンを食べて、しばし和食とはお別れです。
今回のフライトは、成田―ヘルシンキーマンチェスターです。
マンチェスター空港でイタリアから到着する、邵帥、田中彩恵と合流後、3人で予め日本から予約したミニキャブにてブラックプールに向かいます。
成田空港ではシャワー設備が無料で利用できます。
喫煙者の方に朗報です。
ヘルシンキ空港ではきれいな喫煙室が2つあります。場所は、FINNAIRラウンジのある場所の左右に一つずつです。
到着後は、ブラックプールのアマロでイタリア料理を食べました。日頃のハードスケジュールから開放された中村先生は、日本ではなかなか見られないほど元気でした。野崎さんは初めてのブラックプールでしたが、体調も崩さずに滞在を満喫しているご様子でした。イタリアで練習を積んだ田中先生も今年は筋肉痛に悩まされることなく絶好調です。この調子ですと後半のプロ部門での活躍が期待されます。
5月29日(月曜日)
プロ部門ライジングスターボールルームが開催されます。又、同日にWDCダンススポーツの会議も開催されます。中村ペア、邵帥ペアは競技会、横道は会議です。
中村康之/岡本真理ペア、奮闘むなしく1次予選敗退、邵帥・田中彩恵ペア、あと1チェック足らずで4次予選進出を逃しました。残念。
YDPからの応援団です。一生懸命応援しました。声援は「私の先生」に届いたことと思います。
WDC会議は、ブラックプールにあるウインター・ガーデン、スパニッシュホールで行われます。横道は2002年より毎年この会議に参加しています。世界54カ国の代表が集まり、世界のダンス界が良い方向に進むよう熱烈な会議が進められます。
5月31日(水曜日)
中村、岡本両先生がワールドオブウェッジウッド見学ツアーを企画してくれました。10:00に集合です。
車で1時間30分ぐらいのところにあります。
途中でガソリン補給です。
ワールドオブウェッジウッドに到着です。
ウェッジウッド(Wedgwood & Corporation Limited)は、ジョサイア・ウェッジウッドによって1759年に設立された、イギリスの陶磁器メーカーです。古代ギリシャ・ローマのイメージを利用し、製品名にはジャスパー(碧玉)、バサルト(玄武岩)など高級感のある名称を好んで使用しました。王室などの庇護もうけていましたが、2009年1月5日には事実上の経営破綻をしてしまいました。
途中のドライブインで休憩です。
6月2日(金曜日)
いよいよブラックプールの最終日。ブラックプール・ダンス・フェスティバル最大のイベントであるブリティッシュオープンダンス選手権の日です。今年は、チャンピオンであるアルナス・ビゾカス、カチューシャ・デミドーバペアが出場せず、新チャンピオンが誕生するという波乱の幕開けとなりました。水曜日にカチューシャの身に異変が起こり、病院で検査の結果、ウイルスが消化器官に入り込み、競技会参加は絶望的な状況になってしまいました。カチューシャは残念そうに「That’s life」と一言つぶやきました。
中村康之・岡本真理ペア、惜しくも2次予選進出を逃しました。邵帥・田中彩恵、3次予選にはあと少しで届きませんでした。
この女性は誰でしょう?
1990~2000年にかけて活躍した、イタリア出身の世界のファイナリスト、ファビオ・セルミ&シモーナ・ファンチェロを覚えている方も多いと思います。そのシモーナさんが17年ぶりにウンターガーデンに競技選手として姿を表しました。
204 Wiktor Kiszka & Simona Fancello イタリア
結果は5次予選(ベスト24)でしたが、観客はその勇姿を惜しみなくたたえていました。拍手。
決勝の結果です。
1位 Victor Fung & Anastasia Muravyova アメリカ
2位 Andrea Ghigiarelli & Sara Andracchio イギリス
3位 Domen Krapez & Natasha Karabey ドイツ
4位 Valerio Colantoni & Monica Nigro イタリア
5位 Aleksandr Zhiratkov & Irina Novozhilova (aka Popovic) ロシア
6位 Marat Gimaev & Alina Basyuk アメリカ
新チャンピオンに輝いた、ビクター・ファンペアです。
ブラックプールダンスフェスティバルの総合責任者であり、元世界チャンピオンのマーカス・ヒルトンです。
競技会終了後、野崎さんと横道が中華レストランに向かって歩いているところを見つけたマーカスは、運転している車を止めてレストランまで送ってくれました。ロングドレスで歩きにくい女性に対する気遣い、流石イギリス紳士ですね。見習わなくては。
競技会の結果発表を待つ間に、マラット・ギマエフペアの引退発表がありました。横道がまだ現役時代、イギリスでのフラットが一緒の頃があり、とても感慨深いのもを感じました。その頃マラットはまだ中学生ぐらいで背も低く、フラットでは志村けんの真似をしながら「ヒゲダンス」を踊っていました。幼稚園まで北海道に住んでいた彼は、日本語もとても上手です。
中学生ぐらいの時にはすでに、学校の休みを利用してイギリスに年に数回、1回の滞在期間、1ヶ月半ぐらいを繰り返している事を知り、世界に通用するジュニア選手はこの頃からイギリス留学している事実に驚きました。
6月3日(土曜日)
滞在ホテルともお別れです。ブラックプールに滞在するときにはいつも利用しているソノーラパークホテルです。
途中ヘルシンキ乗り換えです。大きな空港では、飛行機とターミナルビルを直接結べるようパッセンジャーボーディング・ブリッジ (PBB) という可動橋が使われていますが、ヘルシンキ空港は小さいため、未だにタラップ利用です。たまに旅の疲れ、大きな手荷物等で、転んでしまう方も見受けられます。今回も中国人の女性が転んでしまいました。
6月4日(日曜日)
日本に早朝、無事帰国。日本料理が恋しくなり、相模原の「海鮮茶屋 せんざん」にて、お寿司、蟹、天ぷら、わらび餅を心ゆくまで味わいました。話は既に来年のブラックプールダンスフェスティバルに参加する話題でした。
私の先生応援ツアー 2017ブラックプール・ダンス・フェスティバルにご参加の皆様、お疲れ様でした。
お問い合わせ先:YDP